Decorプロジェクト WORK SHOPに行ってきました | 14 years ago |
第一部は、イタリアロンバルディア州の職人集団「Decor」による講演&実演。
彼らは、伝統的なイタリアの室内装飾技術を守りながら、新しい素材や技術の融合に取り組んでいる。
例えば、伝統的な装飾の模様に、樹脂の加工を加えて、新しい表現を創造する。
古の技法 + 最新のマテリアル = 創造性に溢れるアイディア が生まれるという彼らの言葉が印象的でした。
第二部は、日本の「金唐紙」の復活に尽力した上田尚さんの講演。
ずいぶん前に「幻の金唐紙復活」といった記事を読んで、いつか現物を見てみたいと思っていたので、今回現物を見る事ができて大興奮!
金唐紙とはは江戸時代にヨーロッパから渡来した「金唐革」を日本独自に発展させたもの。
その製造工程は、気の遠くなるようなもので、非常に手間がかかるが、日本は誇れるとても美しい工芸品だ。(国会議事堂や旧岩崎邸などにも使われており、一部は現存する。)
イタリア&日本の伝統を継承する職人さん達の、チャレンジ精神に脱帽でした。
ビバ! マエストロ