パッケージフェチ論

＜有名ブラント商品だ＞と云われているものでも、
もとを辿れば、
＜ひとりの情熱から＞生まれているのですよ。

と、
とあるクリエイターに教えてもらった。


云われれば、あたりまえのことだけど
それに気がつくデザイナーは少ない、らしい。


モノが出来上がるには、必ず想いがある。


その想いをしっかり反映させるための＜顔＞が、パッケージデザイン。
イメージだけでは売れない。

情熱！だぁ。


ずっしりと、勉強になった…。
サンキュう。

ぽんしゅ。月桂冠。



好きな形を見つけた。
これはロングセラーモノかもしれないけれど
知らなかった。

で、
外の緑色のフィルムは、めくれる。



御ちょこ、として呑めるということらしい。

チープな感じがいいなあ。
おままごとみたい、



改めてみると、
月桂冠って会社ロゴって
シンプルでわかりやすいなあ、と。

そして何より、美しい、と思う。




◆日本酒　　月桂冠　

はぁうす　ばーもんどかっれーぇ♪（ヒデキ風）

とか、

バーモンド州に伝わるりんごとハチミツの健康法を利用したカレーかぁ、
ってことに

感動している場合じゃなかった。




この箱の工夫、素晴らしい。

１回で食べきれない家庭のために、
半分を残しても保存しやすいように箱が工夫されていた。



陳列されていた他のメーカーの箱には、そういう工夫はなかった。

この工夫がされていることで、
売り上げが変わるかどうか…わからない。変わる？

※私はこの工夫を見つけて買ったんだけど。
しかも美味しかったから、また買うつもり。
ロングセラーには、やはり理由があるんだなあ、と実体験。

でも、素晴らしい、この工夫。

メーカーの意向？
デザイナーからの提案？？





目立たない。
陳列では、ほぼわかりづらい親切。


でも好きだなあ、こういうところ。

こういうキュートな工夫があるクリエイティブがワタシは好き。

大袈裟にいえば、
<用の美>的なところが私が好きになるポイント。

そして、会いたいです。
この工夫を提案された方！


クリエイティブ＝親切。　　ステキぃ～っ♪




◆バーモンドカレー　　ハウス食品　大阪府東大阪市

デザイナーの想いと
メーカーの想いが一致しないことがあると思う。

たとえば、
開封したときの姿。


文字が切れる。
デザイナーとしては、いと悲しい。…はず。


かといって、食べる人の側からすると
わざわざハサミをもって切るということも面倒なわけで。



メーカーに問い合わせすると

『製造時のフィルムの設定のため』

と云われた。
※とても親切な対応頂いたメーカーさんでした。素晴らしい。感謝！

私は、
食べたいときに
美しい風貌のまま食べたいと思うのです。

だから、
開封するときに
その袋のデザインが崩れるような開封はしたくない…と願うのですが

フツウーの人は思わないのかなあ？


製菓メーカーに卸す機械メーカーに
モノ申すことも必要なのか…、と職業病の私は
包材機械メーカーも
クリエイティブ提案の営業先として
リストアップしたくなりました、とさ。




◆おやつカンパニー＿濃厚チキン（美味しかったぁ）
◆コイケヤ＿ポテトチップスうすしお味（安くて美味）

★捨てられない紙袋。



何入っていたっけ？、
何屋サンだったか？？思い出せない袋。袋のデザイン。

何かを買ったか、頂いたときの紙袋。
このテが大好きなので、実は壁に貼っていた。
カワイイけど、なんか恐い。黒いカンジ。



今日、そういや何だっけ？と思いだして
ネットで調べた。

そう、そう、アクセサリーパーツのお店さん。
http://www.kiwaseisakujo.jp/


老舗の店だと、
『何屋さんかわからない袋のデザイン』は
許してもらえなさそうな気がする。

たとえば、
老舗の和菓子屋の缶ならば、
しっかり、銘柄やメーカー名が書いてある。
『また買ってね、うちの店、覚えていてね』という気持ちがじんわりする。

でも、この紙袋は、意味不明。
工業部品メーカーみたいに思った。
そうそう、社名も、とても、工場なカンジ。

部品の会社名みたい
…実際、アクセサリーパーツ屋さんなので、
そのイメージでいいっていうことか～！！ああ～！！




かわいい。
かわいいので捨てられず。


裏みたら、ペンで手書きしたような文字。

ゆるさがたまらなく好きー！

あ、＜ゆるい＞って、大阪弁だそうです。
昨日の深夜に大阪弁講座していて知った。


喫茶店経営もしておられるゾ。その名も『コジカ』
イケテルぅ。（←昭和業界なコメント）



◆貴和製作所　　東京都台東区浅草橋