日光田母沢御用邸 日光続編 | 15 years ago |
日光田母沢御用邸
事前調査もなく、何の気なしに立ち寄ったのですが、すごく見応えがありました。
大正天皇(当時の皇太子)のご静養地として造営された。建物は、江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものです。これらの建物や庭園から、当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができる。2003年に貴重な建造物として「国の重要文化財」に指定され、2007年には「日本の歴史公園100選」に選定された。
和風と洋風が入り交じった館内がとってもモダン。ご静養時にはここで執務を行ったとのこと、皇室の方々の生活をかいま見ることができる貴重な空間です。
歴史ある建造物には、当時を感じさせるクリエイティブが盛りだくさん。
たくさんの杉戸には四季折々の日本画が描かれ、
季節ごとに風景を変える、雪見窓。
黒漆塗りのガラス戸、絹で織られた畳の縁。
特に照明のデザインが素敵でした!
余談ですが、『御玉突き所(ビリヤード場)』『御厠』『御座所』『御学問所』…すべての部屋の表示に『御』がついているのも新鮮。
また、樹齢400年のしだれ桜もこれからが見頃です。