古(いにしえ)のデザインに心洗われる | 15 years ago |
ついに先週行って来た。
日光山は1999年に『日光の社寺』として世界遺産にも指定された由緒正しき場所。
日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺を含む103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の「建造物群」と、これらの建造物群を取り巻く「遺跡(文化的景観)」が登録されている。
『人類の創造的才能を表現する傑作』『人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。』『顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、直接にまたは明白に関連するもの。』この3つの基準を満たしたことで世界遺産に登録された。
事前調査でこの事実を知って、アドレナリンが大量放出!悠久のクリエイティブ♪を見なくては!との思いが高まった。
東照宮 最も有名な左甚五郎の手による『眠り猫』はあまりの小ささにびっくり(標識付き)しましたが、寺全体の様々な細工の建築物がすばらしかった!大分色が褪せていましたが、建立当時は極彩色の寺全体が神秘的だったのだろうとしみじみ。
日光二荒山神社 巨大な杉の大木と、社寺がすばらしい景観を織りなしていました。(しかし花粉症の人にはお勧めできない花粉量 肉眼で確認ができる黄砂ならぬ花粉の嵐)
そして今回もっとも心を揺さぶられたのは、輪王寺の三仏堂。
金色の寄せ木造りの3体の仏像は、静謐で、美しくただただ見とれてしまいました。
作り手達に会う事ができたら…どんなひとがこんなすばらしいものを作るのかきっと質問攻めだなぁ(職業病)
ワンポイント
日光山はあくまで山、すべてを回ると2時間以上かかります。たっぷりと時間をとっての観覧をおすすめします。